代表者挨拶

ー「人生は晩年にあり」ー

ー「人生は晩年にあり」ー

私の最近好きな言葉です。人生100年時代と言われるようになり、それを四季になぞらえると、22歳までが春、45歳までが夏、85歳までが秋、85歳からが冬と言われます。

私は人生の春、鉄工所で働いていましたが、不動産屋になり、色んな不動産オーナーさんから学ばせてもらいました。気がつくことが大事だということ、その「気」がお金に変わること。不動産屋はある意味、男げいこの仕事であり、浪花節の世界。思いやりが何より大切だということ。大事なことを沢山学んだ。

夏から秋に向け、何十年も一生懸命働いてきました。その間に平成のバブル事件やリーマンショックもあり、多くの会社が倒産していきました。紙切れ1つで云千万を稼いでいた不動産屋もいましたが、ほとんどはいなくなっていきました。そんな中、鉄工所で学んだ原価管理の考え、確実な仕事をするのが私の強みになっていきました。地代・家賃の集金のような地道な仕事や、時間と手間がかかる底地の仕事など不動産オーナーさんのためになる仕事を今でもやっています。

そしてこれから、晩年(秋から冬にかけて)をいかにゴールデン・エイジにするか。それは今まで私が学び育てて頂いたこの地域と業界にどう貢献できるかだと考えます。これまで続けてきた事務所周辺の清掃以外にも地域に貢献できることを取り組み続け、不動産屋として学ばせてもらったことを次世代に伝える教育にも力を入れていきます。

最後に。人生の四季を不動産屋として生きてきた私ですが、次に生まれてきても不動産屋になりたいと思います。

経営者の喜びとこだわり

この業界の不透明な将来を想像し、ことわざの1つ「”登り坂”、”下り坂”、”まさかの坂”」の時、どう動くかということかを常に心にとめ、従業員には不動産オーナーの心労をわかち合う為に、10年前からお客様の相続物件(底地)を収益物件として、全員に保有してもらっています。その成果として、他には無い位置を築けたことが私の1番の喜びであります。

食品に賞味期限があるように、人間にも賞味期限があるという話があります。しかし、人間の賞味期限とは年齢によるものではなく、100歳を越えてもなお十分に余裕を残している人もいれば、20代で期限切れをしてしまった人もおります。

自分さえ良ければそれで良しとする生き方をしている人はすぐに期限切れとなりますが、100歳を越えても、多くの人々に頼りにされ、お手本となる生き方をしておられる人は、期限を十分に余す人だといえます。

私たちは100歳を越えても十分に期限を余す人であるべく、お客様のため、地域社会や業界のためにこれからも努力し続けます。

借地関連の無料相談受付

地主様からの委託を受けて貸地(底地)の管理を約300件させていただいています。

毎月、翌月分の地代集金を2名1組で現地に伺い、一方は世間話や無断増築の有無のチェック、また一方は金銭の受領、押印作業をしております。一部振り込みによる支払いもありますが、全て集金受領に移行しつつあります。

近年は、高齢化に伴う住宅地の借地権の放棄、家屋の解体、更地渡しや、借地権者による費用負担の分担などの案件が多くありますが永年の管理に伴う成果が生じお客様との相互信頼の構築が整ってまいりました。

3年毎の評価額の見直しに伴う、新地代、家屋の改訂についても、据え置きせずに数%の増額に関する数値の根拠をお示ししております。

また昨今、IT技術の発達により不動産業界にもIT化の流れが進んでいますが私は完全なIT化は難しいと考えます。

相続や売却などの分野はまだまだ高齢者が多く、また不動産というものはそれぞれが唯一無二ですし現場を見ないことには正確な査定額を出せません。

そこで不動産業界では完全なデジタル化ではなく、デジタルとアナログの融合がポイントになってくるでしょう。そこで大事になってくるのは「人材」です。

弊社ではメールでの文章や伝え方などについても、細かく指導しています。

他社のように宣伝広告を打つわけでもありませんし地道なやり方かもしれません。

しかし、このような活動がお客様と弊社の相互理解へと繋がり、将来生じるであろう様々な難問への解決基盤となると信じ、社員一同、業務に励んでおります。